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Wine 101

独自のアイデアでサステナビリティに取り組むブドウ園の女性たち

5月 05, 2021

Written By コラヴァン

世界のサステナビリティ(持続可能性)と聞くと、何が思い浮かびますか?一部の人にとっては、私たち人間が母なる地球を大切にするため、いかにより良い仕事をするかです。他の人にとっては、生分解可能と見なされる製品、または再生プラスチックやその他の天然由来の製品です。定義が何であれ、一つ確かなことがあります。サステナビリティで必要なのは、全員が責任を負い、既に持っているものを使用して、現在の暮らしを改善することです。

ワイン業界では特に、サステナビリティとは、私たちのお気に入りのワインの生産に役立つ農業プロセスや、ワインが最終的に入るボトル、缶、箱の製造プロセスだけに焦点を当てるわけではありません。むしろ、ブドウの木からグラスまで、業界全体を改善する、より包括的なアプローチと見なすことができます。これにはワイン企業の社会的サステナビリティが含まれます。

何十年もの間、ワインは男性中心の産業であり続け、多様性やインクルージョンの進歩はスローペースです。The Wine Nerd and Lift Collectiveによる2020年の男女共同参画調査によると、「回答者の61%が、ワイン業界で平等に達するには10年以上かかると推定している」とのことです。 そのスケジュールは痛々しいほど長いように思われるかもしれませんが、ブドウ園から役員室に至るまで、根本的な変化が起こる可能性を示している先駆者たちがいます。

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サステナビリティを進めるブドウの木の女性12人

ワイン業界でサステナビリティを進めようと、独自のプラットフォームを活用している女性たち12人を紹介します。

  • シェボンヌ・ボール(Chevonne Ball:認定ソムリエでありフレンチワイン研究者でもあるボールは、ウィラメットバレーを本拠とし、人々のオレゴンワインのイメージを変え続けています。彼女は最近、Wine Enthusiastの2020年40歳未満テイストメーカー・トップ40の一人に選ばれ、SevenFiftyDailyによって注目株に選ばれました。彼女の旅行会社であるDirty Radishの創設者兼オーナーとして、ボールは専門的ワインテイスティング、コンサルティング、厳選された体験ツアーを提供していますが、いずれも魅力的でインサイトにあふれ、楽しめるものです。

  • シモーネ・ミッチェルソン(Simonne Mitchelson)とジャスティン・トラビュー(Justin Trabue:2020年の夏、ワイン業界の変革者であり同僚であったミッチェルソンとトラビューは非営利団体Natural Action Wine Clubを立ち上げる決意をしました。BIPOCの天然ワインメーカーをサポートするだけでなく、より多くの有色人種が業界内でキャリアを模索することを奨励する組織です。「私たちは周りの世界を反映し、結果として私たちの社会をより良くする公平な環境を育む一翼を担うことを目指しています」と、同社のウェブサイトは述べています。

  • ジャスティン・オシラ(Justine Osilla:家族から医学の道へ進むように強く勧められましたが、オシラは自分の意志に従い、ワインへの愛から夢のキャリアを実現しました。自分の人生を賭けて以来、販売やマーケティングからブドウ園や貯蔵室管理まで、業界のあらゆる場面で働く機会を得ました。Instagramページで旅の様子をシェアしていないとき、オシラはフレズノ州立大学でワイン醸造学を学んでいます。

  • シェノア・アシュトン・ルイス(Chenoa Ashton-Lewis:三代目のブドウ農家である、アシュトン・ルイスのワイン造りの旅は、ソノマ郡にある自分の家族のブドウ園を訪れたときに始まりました。ウィル・バサンタ(Will Basanta)とともに、アシュトン・ルイスは2019年10月にワイン造りの旅を始め、それ以来Ashanta Winesを作り続けていますが、伝統的なワイン造りの慣習には従わず、有機農法および/またはバイオダイナミック農法で農業を営む80%が女性の生産者からフルーツを調達しています。アシャンタ・ワインはろ過も精製もされておらず、二酸化硫黄を一切添加していないため、最も純粋な形のフルーツを輝かせることができます。

  • リンゼイ・フープス(Lindsay Hoopes:二世経営者であり生涯にわたるワイン愛好家であるフープスは、ナパバレーの農業コミュニティの強化に取り組んでいます。フープスヴィンヤードでは再生農業の実践と生物多様性農業のイニシアチブが採用されています。ブドウ園はすべて、家畜の「ホリスティック放牧」、水リサイクルシステム、および生物多様性の実践が完備され、生態系の全体的なヘルスの向上を目指しています。

  • Be The Change Job Fairの創設者達:合わせて業界での経験は25年以上という、この4人の女性達は、変化をもたらすため、ワインに対する才能と情熱を結集しました。カーラ・バートン(Cara Bertone)、フィラナ・ブヴィエール(Philana Bouvier)、リア・ジョーンズ(Lia Jones)、そしてラニア・ザイヤット(Rania Zayyat)は、2020年3月に会議パネルに参加する予定でしたが、代わりにZoom経由で接続し、多様性とインクルージョンに重点を置いた飲料業界初の就職説明会を開設しました。

  • Hispanics in Wineの創始者達:リディア・リチャーズ(Lydia Richards)とマリア・カルヴァート(Maria Calvert)は、ワインの広報活動に携わっている頃、ラテン系の業界人達がワイン業界でのキャリアを追求する後押しや励ましを行う組織を作るというアイデアを得ました。コミュニティに30人以上のメンバーがいるHispanics in Wineは、成長を続け、飲料業界でヒスパニック/ラテン系のルーツを拡げていくでしょう。

こうしたブドウの木の素晴らしい女性達が2021年以降にどのように活躍してくれるか、楽しみで仕方ありません。ワイン界におけるサステナビリティの実践についてもっと知りたい?2021年5月24日に開催されるナショナルワインウィーク(National Wine Week)の討論会にご参加ください。パネルディスカッションでは、ブドウの木からボトルまで、そしてその間のあらゆる局面で、いかにしてワイン産業をよりサステナブルにしていくか討論します。