Croatia wine by the beach

旅行

クロアチアワイン:産地と最高の品種

3月 25, 2021

Written By コラヴァン

美しい海洋都市と険しい岩山の自然公園で知られるクロアチアには、4つの主要ワイン産地と何百もの品種があります。想像できませんか?クロアチアは、アドリア海に面した中央ヨーロッパと東南ヨーロッパの交差点に位置しています。スロベニア、ハンガリー、セルビアと国境を接し、南部はモンテネグロとボスニアと接し、イタリアと海上境界線を共有しています。クロアチアのドゥブロヴニク市は、テレビ番組『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズの架空の都市であるキングズランディングのメインのロケ地で、「鉄の玉座」と「赤の王城」の本拠地でした。

クロアチアのワイン産地

これでこの魔法の国にうまく移動したので、ワイン産地について話しましょう。クロアチアには次の4つの主要ワイン産地があります。

  • ダルマチア(Dalmatia)

  • イストリア(Istria)とクヴァルネル(Kvarner)

  • クロアチア高地

  • スラヴォニア(Slavonia)とドナウ川(Danube)

各地域では白と赤が混在しており、以下、それぞれについてご説明します。そして、クロアチアはワイン生産の面で上位20ヶ国入りすることはありませんが、年間約1億7000万リットルが生産され、22位ぐらいにランクされます(出典:『Wine Folly』、2015年)。ちなみに、イタリアは2015年にほぼ50億リットル(130万ガロン)を生産しました。いずれにせよ、大量のワインです。

croatia wine infographic

ダルマチア

ダルマチア産のクロアチアワインは、この地域の特有の気候と地形のおかげで非常に独特です。オンラインショップのCroatian Premium Wineの仲間たちによると、最も注目すべき白ワインは、ポシップとドゥブロヴァチカ・マルヴァジヤです。コルチュラ島を起源とするポシップは、現在ダルマチア全土で栽培されています。ポシップは、新鮮なシトラス風味が素晴らしく、ダルマチアの美味しい魚介料理とよく合います。カキ、タコ、シーフードのリゾット、塩漬けのアンチョビ、またはエビのグリーンタリアテッレを考えてみてください。ドゥブロヴァチカ・マルヴァジヤは、イストリアのマルヴァジヤとは異なり、その新鮮な味とミネラルのおかげで、同系の食品とよく合います。

ダルマチアの赤には、バビッチ、プラヴァツマリ、ジンファンデルが含まれます。バビッチは主にダルマチアの北部で栽培されていますが、プラヴァツマリとジンファンデルはどちらもダルマチア南部と島しょ地域で栽培されています。ジンファンデルに焦点を当てると、カリフォルニアのジンファンデルは、プーリア(南イタリア)のプリミティーヴォやクロアチアのツルリェナク・カシュテランスキと遺伝子的に同じ植物であり、クロアチアを起源としています。

プラヴァツマリは、ジンファンデルをその親の1つとする、赤の在来品種です。クロアチアで最も栽培されている赤ブドウの品種であり、最もよく知られているアペラシオンには、ペリェシャツ半島のディンガッチ、ポストアップ、およびミリ、ネレトヴァ郡のコマルナ、フヴァル島のイワンドラク、ブラチ島のムルビカがあります。「これらは急な斜面の極端な位置にあり、ブドウが日光を太陽から直接、海からの反射、そして石の多い地面からと3回受ける場所です」と、クロアチアン・ナショナル・ソムリエ・チャンピオンに3度輝き、デキャンタのワイン審査員、ドゥブロヴニクのRixos Libertasホテルのソムリエ長を務める、シニシャ・ラサンは述べています。 

「その結果、プラヴァツマリのブドウは多くの糖分を蓄積し、非常にリッチでコクのあるワインになります。プラヴァツマリの典型的なノートには、サワーチェリー、プラム、プルーン、レーズン、イチジク、イナゴマメなどの非常に熟したジャムの詰まったドライフルーツがあり、テロワールならではの地中海産ハーブのタッチが加わります。多くの場合、オーク樽で熟成されるため、バニラ、甘いスパイス(シナモンやクローブなど)、ココア、モカの香りがします。熟成したプラヴァツマリは、革、タバコの香りを示し、後味が長引く風味豊かな性質を備えています。強いタンニンの骨格と、温かくアルコール感のある大胆な赤ワインです。16°~18°Cで、赤身の肉や鹿肉と楽しむのが一番です。」 

イストリアとクヴァルネル 

クロアチア旅行をご計画の場合、次はイストリア半島北西部の車の旅がいいでしょう。イストリアは、イスタルスカ・マルヴァジヤやジェラフティナのような白、次にテランやサンスィゴットのような赤で知られています。食べ物については、イストリアでトリュフが明るく輝いているのは、ダルマチアの南部地域と同じで、空気硬化ハム(プロシュート)、甘いフリトゥレ(ドーナツボール)、おいしい肉料理だけでなく、多くのシーフード料理が期待できます。この地域にしばらくいると、実際に隣のイタリアにいるように感じ始めるかもしれません。実際、過去数百年の間、イストリアでは頻繁に統治者が交代し、しばらくオーストリア・ハンガリー帝国の一部であり、その後2つの世界大戦の間にイタリアの一部になり、またその後にはスラブの一族に戻りました。それにもかかわらず、イタリア語とクロアチア語の両方が町の広場で途切れ途切れに話されています。

「この地域で最も有名な白、イスタルスカ・マルヴァジヤは、冷やしてシーフードと一緒に出すのに最適な、軽くてクリスプな白ワインです」と、Croatian Premium Wine Importsの共同創設者であるミレーナ・バガーは述べています。「イストリアの赤と言えば、必ず最初にテランを思い浮かべます。比較的軽い赤で、特に沿岸のブドウ園で栽培される場合はフレッシュでスパイシーとなり、内陸の高地で栽培される場合はミディアムボディで大胆になります。 マルヴァジヤとテランはどちらも、肉やパスタ、特にこの地域のトリュフとよく合います。」

istria winery in croatia

クロアチア高地

次のクロアチアの大ツアーの場所は、同国北部にあるクロアチア高地です。このワイン産地は、プシペルと呼ばれる、ドライで軽く、爽やかな白を誇っています。ハーブの香りと、黄緑色の色調があります。食事については、Croatian Premium Wineのワイン専門家は、プシペルとのペアリングに魚、白身の肉、リゾット、軽いチーズベースのソースのパスタを提案しています。

クロアチア高地で最も一般的な赤は、ピノ・ノワールとポルトギーゼックです。「ケイジャン料理やクレオール料理など、クロアチア高地の赤と合う様々なアメリカ料理があります。ジャンバラヤ、エビとグリッツ、ガンボなどの料理です」と、Wine Enthusiast誌の寄稿旅行編集者であるローレン・マワリーは述べています。「ブラウアー・ポルトギーザーのような赤の、肉厚の赤い果実、ハーブのヒント、黒胡椒のタッチは、これらの料理の豊かさ、風味豊かなスパイシーなフレーバーに耐え、フィニッシュにパッと新鮮さを与えます。」 マワリー(Instagramは@ChasingtheVine)は、クロアチアのワイン産地をピンからキリまで探索してきました。

スラヴォニアとドナウ川

国中を旅してて回り、最後のクロアチアのワイン産地は、クロアチア北東部にあるスラヴォニアとドナウ川です。イストリア半島やダルマチアの沿岸地域とは異なり、この地域は涼しい大陸性気候と起伏のある丘、広大な平野、肥沃な河川流域が特徴です。

地球上のこの地域から生まれるユニークな白の1つはグラシェヴィーナです。これは、草のような香りと明るい酸味を備えた、辛口で麦わら色のワインです。「この品種は、より一般的にはオーストリアの名前であるヴェルシュリースリングで見つかります」と、マシュー・ホーキー博士は語ります(Exotic Wine Travelの共同創設者であり、共著書に『Cracking Croatian Wine: A Visitor-Friendly Guide(クロアチアワインを解明する:訪問者に優しいガイド)』がある)。 「グラシェヴィーナは、スパークリングからドライ、そして甘いワインまで、あらゆるものを生産する働き者のブドウです。」とも付け加えます。

この地域で上等な赤は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン、シラーから作られています。フランコフカ(ブラウフレンキッシュ)、ツヴァイゲルト、ピノ・ノワールから作られた美しい赤もあります。赤はぜいたくでフルーティーな傾向があります。真の大陸性気候と長い熟成期間のおかげで、アルコール度数は低いままです。

クロアチアワインについて詳しく知る

このクロアチアへの短い旅行を楽しめた方は、私たちが開催するCroatian Premium Wineとのイベントにきっと興味があるでしょう。『Timeless in Dubrovnik:  History and Wine.(時代を超えたドゥブロヴニク:歴史とワイン)』です。 2021年4月18日(日)午後3時・東部標準時にご参加ください。

イベントの詳細:コラヴァンの創設者であるグレック・ランブレヒトとCroatian Premium Wine Importsの創設者であるミレーナ・バガーと一緒に、特別なワインのボトルを数回に渡って持たせるメリットに関する有益なセッションにご参加ください。WSETレベル3の資格を持つワイン審査員のクセニャ・マティクがドゥブロヴニクからライブで参加し、ワインを味わい、故郷の歴史、ワイン、人々を紹介します。

次のワインが含まれます。 

  • Crvik Dubrovačka Malvazija 2019

  • Terra Madre Plavac Mali Rosé 2019

  • Saints Hills Plavac Mali 2016 from Dingač

  • Volarevic Syrtis Gold Edition, 2013 Plavac Mali

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